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施設にいながら初詣!? 【神戸市北区隣接 特養】

新年明けましておめでとうございます。今年も皆様にとって素晴らしい年になるよう、心からお祈り申し上げます。

さて、新年を迎えたセントポーリア愛の郷では、ご入居者が施設にいながら初詣をされています。

どういうこと?!と思われましたよね。

施設に入居されているお年寄りを初詣にお連れするには、送迎車の手配、神社の下見などが必要になり、なかなかすぐにに外出とはいきません。そこでセントポーリア愛の郷の職員達は閃きました。

「そうだ!施設に神社を作ればいいんだ!」

思い立った時が行動する時です。

その日から神社の建立計画がスタート。まず神社と言えば大きな鳥居ですよね。安全性も確保された紙製の鳥居が出来上がりました。見た目は本物の鳥居と見紛う程です。

 

そして苔むした祠も再現しました。お参りの時にガラガラと鳴らす本坪鈴(ほんつぼすず)や鈴緒(すずお)も実際に音が鳴るように作られています。

 

 

祈願成就の思いを込めた賽銭を入れる賽銭箱も用意しました。まさか本物のお金を入れる訳にはいきませんので、参拝される入居者には紙で出来た小銭を「カランコロン」という小気味良い音と共に賽銭箱に入れていただきました。

ん?!紙の賽銭なのに「カランコロン」?!

 

 

 

ここで種明かしです。祠の裏にはスマートフォンを無線接続したスピーカーが仕込まれており、参拝者が賽銭を入れた瞬間に巫女役の職員がタイミングよくカランコロンという音を再生していたんです。

 

参拝された皆さん本物の神社さながらに手を合わせて、目を瞑って一心にお参りをされていました。お参りの後はおみくじも引いて頂きました。

老人ホームに入居されている方々は特に神様や、しきたりを重んじる風習の中で過ごして来られ、そういった気持ちが強い世代です。職員お手製の神社ですが、健康、長寿を願う思いが込められています。

初詣という年の初めの特別な行事を通して、またこの一年元気に過ごして頂く活力に繋がって欲しいと心から願っています。

 

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